主な事業内容
事業方針
日本と中国の間における民族や思想を超え、共存共栄の精神に基づいて、日中相互の経済発展に協力することを基本に各種事業を展開しています。
主な事業
1. 会員企業の対中国ビジネスへの支援
会員企業が行う、中国に対するインバンド及びアウトバウンド事業への支援を行います。
会員企業に対し、在札幌中国総領事館や北京の中日友好協会など、中国の主要機関窓口との長年に渡る交流によって培われたネットワークや人脈を活かし、情報の提供や、専門家の紹介等を行います。
中国から日本への入国ビザ申請、中国での商用ビザ申請など協会会員の専門家がお手伝いし具体的なアドバイスをいたします。
会員企業に対し、中→日、日→中の通訳者や翻訳者の紹介などを行い、ビジネスの側面支援を行います。
2.中国経済視察団の派遣
中国の今を知り、現在の中国の経済情勢を知るために毎年、経済視察を行います。
会員企業の業種や希望により交流する中国企業を選定し、現地に訪問して交流会や商談会を行います。また、北京の中日友好協会を訪問し会員企業との親睦、人的交流を行っています。
日本から中国進出を検討する企業への視察や、懇談会等のビジネス交流も行っています。中国現地での、日本人駐在員や中国人企業家を講師に招いて中国経済セミナーを開催し、中国経済情報の収集と企業家との人的交流を図ります。
経済視察の実施実績は、「沿革」をご覧ください。
3.中国経済セミナーの開催
毎年、中国の経済・観光に精通した講師を招き開催します。講師は、中国総領事館の総領事や経済担当領事をはじめ多彩な顔触れ。セミナー終了後には懇親会を開催し、講師、会員相互の交流を図ります。会員以外の方の参加も可能です。
4. 中国人留学生支援事業の実施
① 奨学支援金の支給
北海道内の大学に留学する中国人私費留学生に対し、成績、人物、日中友好に資する可能性等について特に優秀と認められる学生に対し奨学支援金を支給しています。
奨学金の支給は、毎回、新年交礼会に留学生を招いて贈呈式を行っています。
募集人数 5人程度
選考方法 公募により選考を経て決定
支援金額 一人10万円(返済の必要がない給付型)
対象大学 北海道大学/北海道教育大学/札幌国際大学/小樽商科大学/札幌学院大学/北海学園大学/北海道科学大学/酪農学園大学/苫小牧駒澤大学/北海道文教大学
奨学生事業の歩み
北海道日中経済友好協会が行っている、中国人の私費留学生への奨学金による支援事業は、1994年(平成6年)から始まりました。当時、中国人学生が海外で学ぶにはまだ国費留学が主流でしたが、その枠は狭く厳しいことから、徐々に私費での留学が増えてきたころでした。
そこで当協会としては、中国との経済交流を活発化させる一方で、交流を息長く続けていくうえで必要不可欠な人材育成に着目。留学先に北海道を選んでくれた中国人学生を支援する奨学生事業を開始しました。
開始当初、支援の枠は年間2人でしたが、奨学金は返済の必要がない「給付型」とし、アルバイトの時間を減らして勉学に打ち込み、さらには日本、北海道を理解してもらう時間を増やすなど、生活にゆとりをもってもらうことが大きな狙いでした。
平成23年(2011年)からは公益財団法人似鳥国際奨学財団の助成を受け、支給する人数を増やして実施してきました。同財団からの助成は令和2年まで10年間続けていただき、当協会の奨学生事業を発展させるうえで、大きな支えとなったことは言うまでもありません。
開始から28年。令和3年(2021年)までに奨学金を受けた中国人留学生は119人になりました。最初のころに奨学金を受けた留学生はすでに40~50歳代となり、社会の中核として活躍されています。北海道で学んだ経験と培った人脈を、日々の社会活動の中で活かしてくださっていることと確信しております。
当協会としては、奨学生事業を引き続き実施していきますので、様々な形でご支援いただけますよう、お願いいたします。
奨学金は時代の要請や中国経済の発展など、社会情勢に合わせて年間60~10万円を支給しています。
② 留学生セミナーの開催
就職を控えた中国人留学生を対象にセミナーを開催し、日本で就職する際の様々な注意点や心構え、さらに就職による在留資格変更に関する注意事項などの情報提供を行う。
また、セミナーに引き続き会員との交流会を開催。就職や生活についての相談や意見交換を行う。
③ チャリティゴルフコンペの開催
中国人留学生への支援を目的に、中国総領事杯チャリティゴルフコンペを毎年開催。
5.各種交流事業
① 中国総領事館との「交流の夕べ」の開催
駐札幌中国総領事館の協力により、総領事館を会場に「交流の夕べ」を開催します。
この席上、中国人私費留学生への奨学支援金の贈呈式を併せて実施します。
② 新年交礼会の開催
中国総領事ご夫妻など多数の来賓、留学生を迎え、新年交流会を開催します。
③ 会員交流会の開催
毎年、定時総会終了後、会員同士の情報交換と懇談を目的に開催します。
6.広報事業
会報「友好(ヨーハオ)」の発行
毎年5月に会報「友好」を発行し、会員並びに関係機関に配付します。
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